ga('send', 'pageview'); GIMPの描画ツールの動的特性について学ぼう!

GIMPの描画ツールの動的特性について学ぼう!


こんにちは

今回のコラムはGIMPについて書いていこうと思います。

画像編集、加工をしたくても操作が分からなければ編集、加工ができません。

ここではGIMPの描画ツールの動的特性について書いていきます。

ダウンロードがまだですという方は先に『GIMP(2.10.12)をダウンロードしよう!』を

ご覧ください。

目次

1.動的特性について

2.『描画の動的特性』選択ダイアログについて

3.描画の動的特性の変更

4.動的特性の個別詳細設定

5オプション

6.まとめ

1.動的特性について

 「あたかも本物のような描き心地」近付けるため、ブラシ類の操作の仕組みには実際の

ブラシのパラメーターをひとつ以上接続します。これが動的特性です。

プリセット選択ボタンをクリックすると現れる簡易一覧↓

 ツールオプションダイアログの動的特性の区画は、左から順に、プリセット選択ボタン

現在のプリセットの名前、右端に編集ボタンがあります。プリセット選択ボタンを

クリックすると利用可能な動的特性プリセットの簡易一覧表ウィンドウが現れ、ここで

他のプリセットを選んで変えることが出来ます。

2.『描画の動的特性』選択ダイアログについて

 描画の動的特性ダイアログの呼び出し方は次のいずれかです。

・画像ウィンドウのメニューより『ウィンドウ』→『ドッキング可能なダイアログ』→

 『描画の動的特性』

・動的特性プリセットの選択ボタンをクリックすると現れる簡易プリセット一覧表

 ウィンドウの右下にある『描画の動的特性ダイアログを開く』ボタンをクリック

『描画の動的特性』ダイアログはドッキング可能です。

『描画の動的特性』ダイアログでも先に紹介した簡易プリセット一覧表ウィンドウと

同じ様にすべての利用可能なプリセットからひとつを選択できます。さらにダイアログ

下端には5つのボタンがあります。

選んだプリセットに変更を加えるには『動的特性を設定』ボタンをクリックすると

出てくる『動的特性エディター』を使います。

『新しい動的特性を作成』ボタンはプリセット一覧表に「名称未設定」という名 

の項目を新たに加え、『動的特性エディター』を開きます。

『動的特性を複製』ボタンは選んだプリセットの複製を作成し一覧表に加えます。

『動的特性を削除』ボタンは選んだプリセットを削除します。

『動的特性を更新』ボタンは一覧表を読み込み直します。

3.描画の動的特性の変更

 動的特性エディターの呼び出し方は次のいずれかです。

・各ツールオプションダイアログ内の動的特性欄の右端にある『動的特性を設定』ボタン

 をクリック

・『描画の動的特性』ダイアログの一覧表の下にある『動的特性を設定』ボタンや

 『新しい動的特性を作成』ボタンをクリック。

 『動的特性エディター』を開くと最初に現れる『対応状況の一覧』はたくさんの

チェックボックスでできており、それぞれクリックするたびに入力と出力の接続の有無が

切り替わります。

※注意※

  GIMPに同梱の動的特性プリセットは動的特性エディターで開くとどの設定項目も

  灰色無効になっていて変更が出来ません。

  調整したいオプションがあるときはインストール済みプリセットから複製をとって

  変更するか、新たに動的特性プリセットを生成して調節します。

~『動的特性エディター』ダイアログの『対応状況の一覧』~

 動的特性エディターははじめに多数のチェックボックスからなる『対応状況の一覧』を

表示し、ここでどのブラシパラメーターが操作状況に対応づけられるかを指定できます。

ありとあらゆるパラメーターをいくつでも、さらにどんな組み合わせも設定に加えられ

ますが、あまりたくさん接続しすぎない方がうまくいきます。

横の列は不規則とフェードを除きそれぞれが尖筆やマウスの各動作を示しています。

描画タブレットならその操作状況の列のチェックボックスにしるしを入れ、表現したい

パラメーターに接続します。以下の説明はいずれの機能も初期設定の場合のものです。

・筆圧:尖筆をタブレット表面に押しつける強さの変化をツールの動作のどの局面に

    反映させるかが指定できます。

・筆速:(マウス可)ブラシの移動速度の速さです。

・方向:(マウス可)ブラシの移動方向です。

・傾き:尖筆をタブレット表面に立てる角度に伴ってこの相関的要素が変動します。

・ホイール:尖筆を軸方向に回転させたりエアブラシペンに付属するホイールを

      設定するのに伴って出力が変動します。

・不規則:(マウス可)ここに繋いだオプションは不規則に変化します。

・フェード:(マウス可)ここに繋いだオプションにフェード効果がかかります。

      ツールオプションダイアログの動的特性オプションでフェードインか

      フェードアウトのどちらにするか決めます。

 各行には、ブラシパラメータと7つのチェックボックスがあり、各アクションに1つずつあります。 適切なボックスをクリックして、パラメータをアクションに関連付けます。 選択したボックスをクリックすると、接続が解除されます。

〇不透明度〇

  筆圧:筆圧を軽くするにつれ透明感が増し、逆に強く尖筆を押しあてるにつれ

     透過しなくなっていきます。

  筆速:(マウス可)尖筆やマウスの動きを素早くすればするほど透明度が増します。

  方向:(マウス可)尖筆やマウスの移動する方向に従って不透明度が変動します。

     やや出力に不規則なばらつきが起こる可能性があります。

  傾き:不透明度が尖筆を立てる角度により変化します。

  不規則:(マウス可)不透明度はツールオプションの不透明度スライダーで

      定めた値を上限とする範囲で不規則に変化します。

  フェード:(マウス可)完全透過な状態で筆が入り、ツールオプションの

       不透明度スライダーで定めた不透明度で終わります。

〇大きさ〇

  筆圧:筆圧を軽くするにつれブラシが細くなり、逆に強く尖筆を押しあてるにつれ

     ブラシの幅が増します。

  筆速:(マウス可)尖筆やマウスの動きを素早くすればするほどブラシが細くなり

     ます。

  方向:(マウス可)尖筆やマウスの移動する方向に従ってブラシのサイズが変動

     します。やや出力に不規則なばらつきが起こる可能性があります。

  傾き:ブラシのサイズが尖筆を立てる角度により変化します。

  不規則:(ブラシ可)ブラシのサイズはツールオプションのブラシサイズスライダー

      で定めた値を上限とする範囲で不規則に変化します。

  フェード:(マウス可)筆は細く入り、ツールオプションのブラシサイズスライダー

       で定めたサイズで終わります。

〇色〇

   ブラシで塗られる色はツールボックスで示されている描画色が使われます。

  しかしこれは初期設定での場合であり、動的特性エディターで色の出力パラメーター

  に接続したときは、現在活性化しているグラデーションから色が彩られます。

  筆速:(マウス可)ゆっくり筆をすべらせているときはグラデーションの右側から

     彩られます。尖筆やマウスの移動が速くなるにつれグラデーションの左寄りの

     位置の色が使われます。

  方向:(マウス可)マウスや尖筆の移動する方角がグラデーションのどの位置の

     色を使うかを決めます。

  不規則:(マウス可)色はグラデーションを構成する色から不規則に彩られます。

  フェード:(マウス可)初めの色はグラデーションの左端から彩られ、筆を進めるに

       従って徐々に使われる色がグラデーションの右へ変化します。

       ツールオプションでフェード効果の性格を決めます。

〇硬さ〇

   硬さオプションは輪郭があいまいなファジーブラシを使う時だけ役に立ちます。

  筆速:(マウス可)ゆっくり筆を滑らせているときにブラシの輪郭が際立ち、速く

     動かすにつれだんだんとぼやけた線になります。

  不規則:(マウス可)ブラシの輪郭は不規則にぼやけたり際立ったりします。

  フェード:(マウス可)筆を走らせるにつれだんだんと輪郭がはっきりしてきます。

       ツールオプションでフェード効果の性格を決めます。

〇縦横比〇

   このパラメーターを利用するときは必ずツールオプションの縦横比スライダーで

  デフォルトの0.0以外の値にしておかなくてはいけません。

  縦横比を負の値に設定したときはブラシの高さが一定に保たれ幅だけが変化します。

  縦横比を正の値に設定した時はブラシの高さだけが変化します。

  筆圧:(マウス可)ブラシの縦横比(高さと幅)が筆の速さによって変動します。

  方向:(マウス可)ブラシの縦横比がブラシの移動方向によって変化します。

  不規則:(マウス可)ブラシの縦横比は不規則変化します。

  フェード:(マウス可)ツールオプションで縦横比を正の値にすればブラシの高さが

       描き始めに最大値をとり筆を進めるにつれ徐々に縦横比から得られる値に

       近づきます。また縦横比を負の値にすればブラシの幅が書き始めに最大値

       をとり筆の移動に伴い減少しやがて縦横比に基づく値になります。

       ツールオプションでフェード効果の性格を決めます。

〇間隔〇

   間隔とはブラシが走りながら続けざまに描く個々のぶらし刻印同士の距離の

  ことです。このオプションで尖筆やマウスの使い方が間隔に変化を及ぼします。

  筆速:(マウス可)ブラシの歩幅は描く速さに応じて広くなっていきます。

  方向:(マウス可)間隔がブラシの進む方向によって変化します。

  不規則:(マウス可)間隔は不規則変化します。

  フェード:(マウス用)大きな間隔で描き始め、だんだんと間隔が狭くなります。

       ツールオプションでフェード効果の性格を決めます。

〇割合〇

   このオプションは効果が経過時間に依存するツール、すなわちエアブラシ、

  ぼかし/シャープ、にじみの各ツールに適用されます。

   これらのツールの色の出具合を速くしたり遅くしたりできます。『割合』の量は

  ツールオプションダイアログの割合スライダーに基づきます。

〇流量〇

   エアブラシでのみ効果が出ます。拡散傾向を調節します(この値を大きくすると

  『割合』と同じく色乗りが速くなり、色づきがブラシ中心部と同等な領域がブラシ

  内で比較的大きくなります。この値を小さくすると色乗りが遅くなり、ブラシの

  中心部と周辺部との着色の時間差が増します。)『流量』の値はツールオプション

  ダイアログの割合スライダーに基づきます。

〇散布〇

   普通であればブラシが通った線にそってブラシ刻印が整然と並んで描かれます。

  散布パラメーターを加えるとブラシ刻印がその線を外れて散らばります。

  散らばりの度合いはツールオプションダイアログの散布スライダーで設定します。

  筆圧:筆圧が弱いときは『散布スライダー』で設定した通りの程度でブラシ刻印が

     散らばります。尖筆を押しあてる強さを増すと乱れが収まってきます。

  筆速:(マウス可)ゆっくり筆を運んでいるときは散布度スライダー通りに

     ブラシ刻印が散らばります。速くなるにつれ散らばりが抑制されます。

  方向:(マウス可)散布効果はブラシの進む方向によって変化します。

  不規則:(マウス可)散布の度合いが不規則変化します。

  フェード:(マウス可)描き始めは全く散らばりが起きず、筆が進むにつれて

       散布度スライダーで設定した程度まで徐々に散らばっていきます。

       ツールオプションでフェード効果の性格を決めます。

4.動的特性の個別詳細設定

 現在のオプション設定がしっくり来ないときは動的特性エディターの個別詳細設定で

精密調節しましょう。ダイアログ上部の引き出しメニュー(最初は『対応状況の一覧』)

をクリックすると下図のようにすべてのパラメーターのリストが現れますのでここから

調節したいパラメーターオプションを選びます。

〇詳細設定カーブ〇

  調整したいパラメーターのダイアログは引き出しメニューから選びます。

 するとダイアログの内容が個別詳細設定に入れ替わります。上側のグラフの色々な色で

 引かれた関数曲線(カーブ)はいずれも『対応状況の一覧』ダイアログで選んだ『操作

 状況』と出力パラメーターとの相関を示しています。いずれも左下隅がグラフの原点

 です。個別詳細設定ダイアログ下部の各チェックボックス該当行をクリックしてハイ

 ライト化してから、カーブの線をクリックして変形させます。選んだカーブは『カーブ

 のリセット』ボタンをクリックすると初期設定の右肩上がりの比例直線に戻ります。

5.オプション

 動的特性の性格づけは動的特性エディターだけでなくツールオプションダイアログの

『動的特性のオプション』でのセットとも相互に影響しあって設定されます。例えば

フェード効果はそちらの動的特性の項で適用しなけれは反映されません。

 フェードのオプション

    このスライダーがフェード効果の初めから終わりまでの距離を定めます。

   効果の実体は動的特性エディターの設定に委ねられています。たとえば色パラメーター

   に接続した場合、描かれる色は現在選択されているグラデーションの左端の色から始まり

   だんだんとグラデーションの右へ彩られる色が替わり、グラデーションの右端の色が

   現れます。

   フェードのオプションには『反復』引き出し機能があり、ここでフェードの長さを

   超えたときに反復するかどうかなどを指定します。

   このオプションは曲線がフェードのオプションで定めた長さを越したときの姿を

   定めます。3つの選択肢があります。

   ・なし:グラデーションの終端の色が描線の最後まで続きます。

   ・ノコギリ波:グラデーションが始点に戻って繰り返されますが、色の不連続が

          起こりやすくなります。

   ・三角波:反転を交え、終点から始点へ、始点から終点へと描線が続くまで

        繰り返されます。

〇色のオプション〇

   ここで選んだグラデーションが動的特性に色のパラメーターを加えた場合に

  色を彩る基となります。グラデーションの見本が表示されたボタンをクリックすると

  グラデーションの簡易一覧表が現れ他のグラデーションに変更できます。

   色のオプションで何も選ばなかったときはデフォルトの『描画色から背景色へ』

  グラデーションからブラシの色が決まります。

6.まとめ

動的特性については分かりましたか。

次回はブラシツールについて書いていきます。

#GIMP

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